三原村風景あるき 活動報告

 三原村風景あるき、無事終了しました。

 参加者ははじめは三原村から5人、植物指導2人、大月町から2人、大学側5人でした。11時過ぎに農家レストラン桂から宮ノ川風景あるきスタート。

 植物について色々と教わりながら、ゆっくりとしたスピードで歩いていきました。目にうつるものどれであっても植物の名前を教えてもらえ、地元の方々もいままで気にとめていなかった植物が、実は希少であることがわかったり、普通すぎて気にもならなかった道が学生にとっては感動であったりと予定を1時間オーバーするほど、じっくりと見て歩きました。
 色々な植物を教えてもらったこともよかったですが、なんといっても、緑の色の多さが一番印象深いです。ひとつひとつの木がそれぞれ別の緑を持っているのだなと三原の森は感じさせてくれました。


 その後、農家レストラン森本まるで、昼食会。山菜の天ぷら、三原米(たまごごはん)、かつおのたたき、たけのこ、大豆、漬物(高菜など)、味噌汁など三原村でとれたもの中心にみなさんに振舞われました。なかでも山菜のてんぷらは7種類もの山菜をてんぷらにしてもらい、おいしくいただかせてもらいました。



 午後は宮ノ川周辺をもう少し歩いた後に、来週土曜のツツジ祭りの会場でもある三原村自然公園へ。ツツジは今がまさに花盛りでした。川べりからツツジが育っている丘を登り、登りきったところで予告したとおり風景カフェをオープンしました。課題も多かったですが、収穫もあり、よりいいカフェになるよう努力していきます。


 つづいて、上長谷に行き、川沿いの道を歩きました。観音山というものがあり、そこはなぜか岩が多く、また観音長屋(たしか)と名付けられた岩が祠の形に積み重なった場所もありました。人がやったわけではないそうです。

 さいごは農家レストラン風車での風景トーク。地元の人も10人以上集まっていただき、三原村独特のものとはなんなのか、それを生かすにはどうしたらいいのか、といったテーマで車座になって話し合いました。なにか特別なことをするのではなく、今あるものが地域に根付いたもので、その中に三原のもつ個性があるといった話が僕としては一番印象に残りました。


 約6時間ほどの風景あるき、みなさんお疲れ様でした。三原村では秋にまたイベントがあると思いますので、今回来られなった方もよろしくお願いします。
(浦田)