風景づくりの学校 2008 vol.4(1) 内容予告

四国風景づくりの学校 2008 Vol.4(1)蛍の畦道 五感で感じる風景歩き

5月12日に松野町目黒地区で五感で感じる風景歩きを行います.

目黒地区では2年前から,松野南小学校の皆さん,目黒蛍愛好会の皆さんと一緒に蛍の畦道プロジェクトに取り組んでいます.南小学校のみんなと一緒にやる五感で感じる風景歩きは第三回ということになります.

手探りではじめた手作り灯篭も今では四国西南地域に大きく広がる活動になっています.別に大きな活動になることだけがいいこととは思いませんが,小さな手作りの灯篭をみんなで一緒につくって,一日かけてゆっくりと美しい風景の中に置いていくと,不思議なことになんでもない目の前の風景がいつもと違って見える気がします.

月曜は,南小学校のみんなと先生方と一緒に灯篭づくりと五感で感じる風景歩きをする予定です.晴れるといいな.ま,雨でもいいんですけどね.

風景づくりのような活動をしていると,準備で矢鱈にバタバタしたり,時には雨も降るしうまくいかないこともあります.そういえば細見さんや水場さんたちとはじめた第一回の五感で感じる風景歩きは雨だったのですが,雨の中を濡れながら田圃の畦を歩いたり,水すましやおたまじゃくしを探したり,子供たちと一緒にやる笹船遊びも楽しいものです.予定通りになんて進まないし,水路の水もまだ冷たいけど.

でもって,ときには雨が止むのをみんなで待って,ギターを弾いたり,昔の写真を眺めてみたり.そのうちだんだん小ぶりになって,雨があがって日暮れが近づいてく.みんなで畦道に出て灯篭に灯りを点してみる.そいう時間の中でだんだん目の前の風景が心にしみてくる.そんな風に思うのです.

この学校は,谷口さんをはじめとする地域の人たちや校長先生をはじめとする先生方,それから子供たちみんなと一緒に,山間の目黒の美しい風景の中,畦道を歩くことではじまりました.今年こそ蛍の微かな光が目黒の畦道をあふれるように舞うといいなと思います.

卒業して社会人になった蛍の畦道プロジェクトのOB/OGの皆さん,懐かしい顔に会えるはずですので,有給休暇をとって参加してもらえればと思います.くす.(羽藤)